2026年5月28日
なぜ「父の日」は「母の日」より少し地味なの?
~父の日と母の日の“温度差”について考えてみました~
5月の「母の日」が終わると、街にはカーネーションや母の日ギフトがたくさん並び、とても華やかな雰囲気になります。在宅医療で訪問させていただいている患者さまのお宅にも鉢植えのカーネーションをよく見かけます。
一方、6月の「父の日」は、少し静かな印象を受ける方も多いのではないでしょうか。
「どうして父の日は母の日ほど盛り上がらないのだろう?」
今回は、そんな“父の日と母の日の温度差”について、私見もありますが、少しやさしく考えてみたいと思います。
母の日は「感謝」を伝えやすい
お母さんに対しては、
◆毎日の食事
◆子育て
◆家族の体調管理
◆日々の支え
など、日常生活の中で「ありがとう」と感じる場面を思い浮かべやすい方が多いかもしれません。
そのため、自然と感謝の言葉やプレゼントにつながりやすく、「イベント」としても定着しやすかったと言われています。
母の日には“カーネーション”という象徴がある
母の日といえば「カーネーション」を思い浮かべる方も多いですよね。
花屋さんやスーパー、学校行事などでも広く取り上げられるため、毎年自然と「母の日ムード」が高まりやすい背景があります。
一方、父の日にも黄色いバラやひまわりなどのイメージはありますが、母の日ほど広く定着しているとは言いづらいかもしれません。
昔の“お父さん像”も影響している?
日本では昔、
◆お父さんは仕事中心
◆家では少し無口
◆感情表現が少ない
というイメージが強い時代がありました。
そのため、
「感謝を伝えたいけれど、ちょっと照れくさい」
と感じる人も多かったのかもしれません。
母の日は気軽に「ありがとう」を言いやすい一方で、父の日は少し照れが入りやすい――そんな文化的背景もあるようです。最近は“父の日”も少しずつ変化しています
近年は、
◆育児に積極的なお父さん
◆家事を分担するお父さん
◆在宅勤務で家族との時間が増えたお父さん
も増えてきました。
SNSなどでも、
「実はお父さんに感謝している」
「不器用だけど支えてくれていた」
という声を見かける機会が増えています。
父の日も、少しずつ“感謝を伝える日”として広がってきているのかもしれません。
感謝は「特別なプレゼント」だけではなくても
母の日も父の日も、大切なのは“気持ち”かもしれません。
「ありがとう」と伝える
一緒に食事をする
電話をしてみる
体調を気づかう
そんな小さなコミュニケーションも、きっと嬉しい贈り物になります。
今年の父の日は、少し照れくさくても、感謝の気持ちを伝えてみませんか?
