WEB予約について
初診の方はこちら
再診の方はこちら
※再診の方はCLIUSマイページにご登録ください。
骨粗鬆症
骨粗鬆症｜武蔵砂川駅｜内科｜ほしの脳神経・整形外科・在宅クリニック立川
〒190-0033東京都立川市一番町4丁目17-7
脳神経・外来診療 042-506-8621
訪問診療 042-506-8622
〒190-0033東京都立川市一番町4丁目17-7
脳神経・外来診療 042-506-8621
訪問診療 042-506-8622
骨粗鬆症
骨粗鬆症は、加齢などが原因で骨の量が減り、骨がもろくなって骨折のリスクが高まる疾患です。骨に含まれるカルシウムやマグネシウムなどのミネラル量（骨密度）は、20～30歳頃にピークを迎え、その後は加齢とともに減少します。
骨密度が減少すると、身体の重みで背骨がつぶれたり、背中が曲がったり、ちょっとした転倒で骨折したりすることがあります。骨密度は50歳頃から低下し始めるため、特に高齢者にとっては骨折が寝たきりの原因となることから、骨折の予防が非常に重要です。
当院では、骨密度測定器（DEXA）による腰椎や大腿骨の骨密度測定が可能です。定期的な測定は、治療効果を判定する上でも役立ちます。また、骨代謝マーカーの測定も行い、一人ひとりに最適な治療法をご提案します。
骨粗鬆症は、高齢の女性を中心に年々増加しています。特に、女性ホルモンであるエストロゲンの分泌が低下する更年期以降に多く見られます。エストロゲンには、骨の新陳代謝において、骨からカルシウムが溶け出すのを抑える働きがあります。閉経によりエストロゲンの分泌量が減少すると、骨がもろくなりやすくなります。そのため、閉経を迎える50歳前後から骨量は急激に減少し始めます。
50歳になる前に一度は骨粗鬆症の精密検査を受けることをお勧めします。また、偏食や極端なダイエット、喫煙、過度な飲酒も原因と考えられており、最近では若い女性の骨粗鬆症も問題視されています。
骨粗鬆症の診断には、主に以下の検査が行われます。
骨の強さの重要な指標である骨密度を測定します。当院ではDEXA法による測定を行っており、4ヶ月に1回の検査をお勧めしています。
背骨（胸椎や腰椎）のX線写真を撮り、骨折や変形の有無、骨の密度を確認し、他の疾患と区別します。
25歳時点の身長と比べて、どのくらい縮んでいるかを調べます。4cm以上低くなっている場合、骨折リスクが2倍以上高くなるという報告があります。
骨代謝マーカーを調べることで、骨の新陳代謝の速度がわかります。骨吸収を示すマーカーが高い人は、骨密度の値にかかわらず骨折の危険性が高くなります。
骨粗鬆症の原因のうち、年齢や性別、遺伝的な体質は変えられませんが、生活習慣を見直すことで予防や改善が可能です。
食事療法
骨の主成分であるカルシウムやタンパク質、そして骨の新陳代謝に必要なビタミンDやビタミンKを積極的に摂ることが推奨されます。バランスの取れた食生活を心がけましょう。
リン、カフェイン、アルコールなどの過剰摂取は、カルシウムの吸収を妨げたり、排泄を促したりするため注意が必要です。
牛乳、チーズ、干しえび、しらす、ひじき、小松菜など
肉類、魚類、卵、乳製品、大豆など
あんこうの肝、しらす干し、鮭、きくらげ、干し椎茸など
納豆、抹茶、パセリ、しそ、モロヘイヤ、小松菜など
運動療法
骨に負荷をかける運動は、骨を丈夫にし、筋肉を鍛えることで転倒防止にもつながります。ウォーキングやジョギングなど、中程度の強度の運動を無理のない範囲で継続することが効果的です。
薬物療法
症状が進んでいる場合は、食事療法や運動療法に加えて薬物療法を開始します。
使用される薬には、骨の吸収を抑える薬（骨吸収抑制剤）、骨の形成を助ける薬（骨形成促進剤）、そしてビタミン剤（D、K）などがあります。また、痛みがある場合は鎮痛薬も使用されます。治療開始のタイミングや薬の種類は、患者様一人ひとりの年齢や症状の進み具合を考慮して医師が判断します。
TOP