当院で提供できるリハビリテーション

リハビリテーションは、急性期から回復期、生活期にかけて様々な状態で提供されます。そのため、時期や状態に応じて適応される保険が変わることがあります。当院では以下の三種類のリハビリテーションを提供させていただきます。

医療保険によるリハビリテーション

運動器疾患（主に整形外科）の場合、発症もしくは手術をしてから150日以内、脳血管疾患の場合は180日以内は医療保険によって提供されます。主に急性期から回復期にかけておこなわれます。

介護保険によるリハビリテーション

介護保険の認定を受けている方を対象に通所リハビリテーションを実施しています。患者様の状況に合わせて、生活機能・活動の維持、向上や介護予防を目的に行います。
当院では、運動機能のみではなく認知機能の維持、向上にむけたプログラムも取り入れていきます。

＊現在準備中です。

自費診療によるリハビリテーション

医療保険や介護保険によるリハビリテーションにはあてはまらないが、リハビリを継続したい、体力や認知機能の維持、向上を図りたい方に行います。介護保険による通所リハビリテーションに準じた内容から、さらに身体機能の向上を図りたい方まで、患者様の状態に合わせたプログラムを提供いたします。

リハビリの費用について

リハビリテーション科の対象となる主な疾患

フレイル、ロコモティブシンドロームとは？

フレイル

フレイルは加齢により身体的・精神的・社会的機能が総合的に低下し、「健康な状態」と「要介護状態」の中間にある虚弱状態を指します。疲れやすさ、体重減少、筋力低下、活動量の減少、認知機能や気分の低下などが特徴で、適切な介入により改善や予防が可能です。

ロコモティブシンドローム（ロコモ）

ロコモは骨・筋肉・関節・神経など「運動器」の障害により、「立つ」「歩く」という移動機能が低下した状態を指します。2007年に日本整形外科学会が提唱しました。症状が進むと将来的に介護が必要となるリスクが高まります。具体的には、段差につまずく、手すりがないと階段を上れない、靴下履きが難しいなどの現れ方があります。

フレイルは全身的な虚弱状態で精神・社会面も含む広い概念、ロコモは運動器の問題に限定した身体機能の低下という違いがあります。どちらも早期の対処が重要で、健康寿命の延伸に向けた支援が求められています。当院ではこれらに対応したリハビリプログラムを提供いたします。