認知症とフレイル ― 健康寿命を延ばすために大切なこと|立川・武蔵村山の頭痛診療・内科|ほしの脳神経・整形外科・在宅クリニック立川

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認知症とフレイル ― 健康寿命を延ばすために大切なこと

認知症とフレイル ― 健康寿命を延ばすために大切なこと|立川・武蔵村山の頭痛診療・内科|ほしの脳神経・整形外科・在宅クリニック立川

2026年4月30日

高齢化が進む中で、「認知症」と「フレイル」は、どちらも健康寿命に大きく関わる重要なテーマです。この2つは別々のもののように思われがちですが、実は密接に関連しており、早期からの対策がとても重要です。
フレイルとは何か?
フレイルとは、「加齢により心身の活力(筋力、認知機能、社会的つながりなど)が低下し、要介護状態に近づいた状態」を指します。まだ介護が必要な状態ではありませんが、ちょっとしたきっかけで急速に状態が悪化する可能性があります。
例えば、以下のような変化がみられる場合はフレイルのサインかもしれません。
体重が減ってきた
疲れやすくなった
外出が減った
筋力が低下した(歩くのが遅くなったなど)
人との交流が減った
フレイルは「身体的フレイル」だけでなく、「精神・心理的フレイル」「社会的フレイル」といった側面も含みます。
認知症との関係
フレイルと認知症は相互に影響し合う関係にあります。
まず、フレイルの状態になると活動量が低下し、人との交流も減るため、脳への刺激が少なくなります。その結果、認知機能の低下が進みやすくなります。逆に、認知症が進むと、外出や運動、食事の管理が難しくなり、フレイルが進行します。
このように、両者は「負のスパイラル」を形成しやすいのです。
早期発見と予防の重要性
重要なのは、フレイルは「予防できる」「改善できる」状態であるという点です。適切な介入によって、健康な状態に戻ることも可能です。
そのためには、以下の3つの視点が大切です。

1.運動(身体機能の維持)
筋力低下を防ぐためには、適度な運動が不可欠です。特に下半身の筋力を保つことが重要で、ウォーキングやスクワットなどの簡単な運動でも効果があります。
また、運動は脳への血流を増やし、認知機能の維持にも役立ちます。

2.栄養(低栄養の予防)
高齢になると食事量が減りがちですが、低栄養はフレイルの大きな原因です。特にタンパク質の摂取が重要で、肉・魚・卵・大豆製品などを意識して摂るようにしましょう。
また、「噛む力」や「飲み込む力」の低下も見逃せません。口腔ケアも重要なポイントです。

3.社会参加(人とのつながり)
人との交流が減ると、精神的な活力が低下し、認知機能にも影響します。趣味の活動や地域の集まり、デイサービスなどへの参加は、フレイル予防に非常に有効です。
「週に1回は誰かと話す」「外出の予定を作る」といった小さな習慣が大切です。
医療機関でできること
クリニックでは、フレイルや認知機能の評価を行い、早期の段階でリスクを見つけることが可能です。
例えば、
簡単な認知機能検査
歩行速度や握力測定
栄養状態の評価
などを通じて、現在の状態を把握し、個々に合わせた対策を提案します。
また、リハビリテーションや運動指導を通じて、身体機能の維持・改善をサポートすることも重要な役割です。
まとめ
認知症とフレイルは、高齢者の生活の質に大きく関わる問題ですが、どちらも早い段階で気づき、適切に対応することで進行を防ぐことができます。
「最近少し体力が落ちた」「外に出る機会が減った」といった変化は、重要なサインかもしれません。
当院では、こうした変化に早期に気づき、患者さん一人ひとりに合わせたサポートを行っています。気になることがあれば、どうぞお気軽にご相談ください。

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